2700kmに及ぶ南島ロードトリップの旅日記、パート2をお届けしよう。
パート1をお読みになっていない方は以下の記事をどうぞ!
今回はWanakaについて書くと上の記事では告知したが、少し内容を変更して、その道中の「寄り道」を取り上げていきたい。
というのも、NZの旅の真骨頂は道中にこそあるからだ。
旅初日は、前回取り上げたPancake Rocksから少し南下したところに位置する、Ruatapuというところで宿泊。
翌日の朝、Wanakaへの道中の寄り道として、Hokitika Gorgeへ向かった。
どこまでも広がる牧草地。目まぐるしく変化する天候と、空模様。見ていて気が狂いそうになる程、どこまでも理不尽に続く海。
車窓から見えるその全てが、初海外の筆者にとっては新鮮で、センセーショナルな光景だった。
たどり着いたHokitika Gorgeは、渓谷を流れる鮮やかなブルーの川が印象的な名所だ。(以下参照)
が!
筆者が足を運ぶと、、、。
一同唖然である。Hokitika Blueはいづこへ!?
雨天ということで致し方無いのもわかるが、前情報とのデカすぎるギャップに驚きを隠せない一行。
情報社会の悪いところだ。
こ、これはこれで幻想的で良いね、、、。と思うことにした。
旅してりゃそういうこともある。
あ、でも吊り橋からの眺めは増水している関係で、いつにも増して迫力があって楽しかった。
そして全体的にどこか高千穂っぽさを感じた。そういう意味では意外にも日本的な景色だったと言えるかもしれない。
さて寄り道もしたので、Wanakaへ一直線!
以下にはその道中の景色を載せておく。
車窓。車のガラス越しに見る風景は、素で見るのと少し違う。
窓についた水滴は視界の中でぼやけたり、輝いたりを繰り返す。
止まることなく、文字通り変化し続けるその眺めは、その瞬間だけで捉えるにはあまりに贅沢だ。
そう考えるとカメラを構えることは、忙しなく移り変わるその景色たちへの、最大の礼儀みたいなものなのかもしれない。
面白いのはこれが「車内」に限ったことではない、ということだ。
お昼ご飯を食べるために寄った村には、綺麗な湖が。(村の名前は忘れた。)
NZの自然は本当に規格外に大きいものばかりであるため、こういうミニマムなものを見ると少し安心する。(結構小さい。)
写真の左奥には、中国風の建造物が控えめにあって、優雅な空間になっている。
長い運転の息抜きに見るには、NZの海は少々カロリー高めである。
West Coastの海は、そう、100%の海だ。
雲がかかった山に、少しだけ光が落ちる。これだけでシャッターを押す十分な理由になる。
それってすごい豊かなことだよね、きっと。
日も沈みかけた頃、ようやくLake Wanakaが姿を現した。
とにかくデカい。とってもパワフルなこの湖は、きっとこのマジックアワーを待ち望んでいた。
ピンクの空に浮かぶ雲は、まさに綿飴だが、決して美味しそうではない。
この毒々しい空を眺めながら一同は宿泊するキャンプ場へ。
こうして天候ぐちゃぐちゃの旅二日目は幕を閉じたのだった。
(キャンプ場に調理器具がなくて、スーパーで買った食材をどうするか途方に暮れたのはまた別の話。)
では次回こそWanakaの一日について書くので、お楽しみに!
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