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『ねぎの誌』編集者 “ねぎし”
negishi

2003.09.07
20歳古民家男子。
ブログ初心者。
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旅・カメラ・音楽・骨董・映画・読書

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京をめぐる。 #07 寂光院編

みなさんこんにちは。ねぎしです。

本格的に冬が始まりそうだといった感じですね。ああ寒い寒い。

今回は京都「寂光院」についてです。

寂光院といえば、そう、平家物語に登場することで有名です。

物語は終盤クライマックス。

源氏との最後の決戦である「壇ノ浦の戦い」で平家は敗れ、時代の終わりを突きつけられた平家の人達は次々と海へ身を投げます。

幼い安徳天皇も「浪の下にも都の候ぞ(海の底にも都がございますよ。)」となだめられ、祖母である時子(平清盛の妻)と共に入水。母、徳子も追って海に身を投げます。

この徳子という人物は平清盛の次女であり、高倉天皇に嫁ぎ、この安徳天皇を産むわけです。

平家物語のヒロインですね。

親子共々心中、ああ、諸行無常、、とはならず、!源氏の兵士に徳子だけは引き上げられてしまうんですね。

引き上げ方も結構酷くて、徳子の髪を熊手のようなものでひっかけて引き上げたよう。恐るべし鎌倉武士、、。

両親、息子共々先立たれ、一人残された徳子は京の都の北に位置する大原「寂光院」に移され、その地で死者の弔いに残された生涯を捧げます。

個人的にアニメの「平家物語」、超オススメです。

アニメではこの寂光院にて、徳子と後白河法皇が再会し、その混沌に満ちて過ぎ去っていった戦乱の時代をふたりが振り返るシーンで終わるのですが、まあ演出が上手くて僕は何回も見ました。泣きます。

絵も音楽も、全て素敵且つ高レベルなので歴史に詳しくない人でもロマンに浸れるのでおすすめ。本当にすごい。

実はここまで長々とお話しましたが、この寂光院に足を運んだ時、僕は平家物語にここが登場するとは知りませんでした。汗

シンプルに無知。お恥ずかしい。

寂光院は大原に位置するのですが、「大原と言えば三千院よな」みたいなイメージがあって、寂光院はそこまで人はいないだろうと踏んでたんです。

でも行ってみると結構人がいて、不思議に思って後で調べてみると、先程あげたアニメがちょうど終わったタイミングで、聖地巡礼みたいな感じで人が来てたことがわかったのです。

アニメってすごいね。

大原バス停から寂光院までの道のりも風情があってすんごく良いんだな。静かーな感じ。

行ったことあるところがアニメの絵になって映像化されているのを見て、結構感動しました。

トレーラーだけでも余裕で泣けるので見てください。

皆さんもアニメみて、寂光院行きましょう。

800年経った今でも、諸行無常に浸れますよ。

では。

ベベン!!

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